優秀な講師に教わることが必ずしも大切なわけではない。
テレビにも多数出演さてている林修先生のようないわゆる全国区の予備校講師ともなると、講座が開講するとすぐに満席になるそうです。成績を上げるために少しでもいい先生に習いたいというのは当然の考え方だと思います。ただしそれが必ずしも成績に直結しないということは肝に銘じておいてください。
予備校の授業は復習しなければ市販テキスト以下
予備校の授業はテキスト内の類似問題が出題されれば必ず解ける状態になるまで復習を繰り返さなければなりません。予備校の授業の中には、かなり大胆に要点だけをまとめたものもあります。教科書と違いその中から出題されるわけではありません。予備校の授業でやらなかったようなことも当然出題される場合があるわけです。一方で大部分はは必ず予備校で教わったことです。予備校のテキストは本番で8割程度は類似問題で構成されるだろうという想定のものが多いです。20%程度は最初から捨てているといってもいいでしょう。すなわち、完璧にマスターしたとしても80点しか取れないものなのです。その80点分の中で取りこぼしがあれば、当然ボーダラインをわります。予備校の授業の心がけとして教わったことは必ず出来るようにしておくことです。理解しただけにとどめていてはいけません。
成績向上の秘訣は自学自習
成績向上のために欠かせないの自学自習です。最初のうちは要領の得ない勉強法でしょう。それで構いません。それで挫折し悩みながら、自分自身の形を決めていってください。その経験は本当に大きな力となってくれるはずです。継続も大事ですが、半年以上やっているのに全く結果につながっていない場合はやり方を変えてみるのも一つの手です。ただし、自分自身の成長というものは自分では気づきにくいものです。学力は上がっているのに、結果としてでてきていないケースも少なくありません。この点は注意が必要です。その感覚を磨くためにもただ授業を受けるだけでなく、自学自習が大切になります。
予備校・学習塾の役割はなにか!?
では、予備校、学習塾の役割はなにか!?成績向上や志望校合格のための方策をどれだけたくさん持っていて、ただしく提供できるのかという点にあります。ウチの講師は優秀だからまかせておけ!なんていうところはダメです。そうではなく、直面している課題について、あらゆる方向から施策を講じることができ、どんな場面でも手詰まりにならないカリキュラムを提供できることが大切であり、それが予備校、学習塾の役割であります。その生徒にとって最適な方法を模索しながらでも提供できる環境であるべきです。