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受動態(受け身)はモノ(まれに人物)について紹介をする表現

〈例文〉

慶應義塾大学は福澤諭吉により設立された。

コンピューターは世界中で使われている。

 

この日本語のように、あるモノについて、紹介や説明をするときに受動態(受け身)の表現が多用されます。

ただ、モノが主語のときにのみこうなるかというと、次のような場合もあります。

〈例文〉

アインシュタインは多くの物理学者に尊敬されている。

 

形式的には「主語」が「動詞」の動作を受ける場合に受動態を用います。

 

形式的には 「主 語 +  be動詞+過去分詞 」  となります。文法上はbe動詞の文章としてとらえて大丈夫です。これまで身に着けたbe動詞の文章の感覚で文を作ってください。

 

実際に受動態の文をつくってみよう!

〈手順〉

①be動詞の文章なので、主語を確認して、I、you 、複数の主語でないことを確認する。

②過去、現在、未来のどれかを確認する。ここで用いるbe動詞がam, is , are , was , were のどれになるかを決める。未来を表すwillのような助動詞が必要な場合、動詞の原形を続けなければいけませんので、will be 過去分詞の形になります。

③ ①②ができたら主語をつくり書きはじめる。

 

注意点は①、②を必ずやることです。動詞の過去分詞不規則動詞でなければ基本的にはdやedをつければOKです。

では実際に作ってみましょう。

〈例1〉

慶應義塾大学は福澤諭吉により設立された。

主語:慶應義塾大学(モノ、単数) 時制:過去 より be動詞はwasを使う。

Keio Gizyuku university was established by Fukuzawa Yukichi.

 

〈例2〉

わたしはみんなから愛されている。

主語:わたし(人、単数)  時制:現在  より be動詞はamを使う。

I am loved by everyone.

 

〈例3〉

その危機は地球温暖化によってもたらされるだろう。

主語:その危機(モノ、単数)、 時制:未来 より 助動詞willが必要なので will be とつづける。

The crisis will be brought by the global warming.

 

なお、疑問文、否定文はいままで通りなので説明は省きます。

 

不規則動詞の活用を覚えてしまおう。

覚え方、発音を正確に覚えることと規則性をつかむことです。繰り返し読んで、スペルが難しいものは読みながら書くという練習を繰り返し行ってください

 

have-had-had

make- made-made

give-gave-given

tell-told-told

say-said-said

see-saw-seen

write-wrote-written

read-read-read

bring-borught-brought

take-took-taken

teach-taught-taught

think-thought-thought

get-got-got

hear-heard-heard

meet-met-met

 

このくらいでしょうか。つど覚えること。活用の型をA-B-C型などとグループ分けしていますが、かえって覚えにくい人はグループ分けしない方がいいと思います。

ひたすら読んで書いて練習すること。教科書の本文を繰り返し読むことです。

 

頑張ってください。