成績が伸びるかどうかは親次第
名張理数研でもそうですが、多くの中学生向けの学習塾でも最初に三者面談をしてから指導を開始するはずです。成績が伸びるかどうかは、生徒本人のキャラクターよりも親のキャラクターによるところが大きいと思います。生徒自身の勉強に向かう姿勢は入塾当初問題だらけだったとしても、多くの場合半年~1年程度あれば、変えることができます。一方、保護者に変わってもらうのは至難のわざです。ですので学習塾では成績が伸ばせるかどうかは親をみて判断しているといっても良いと思います。(もちろん口にはしませんが・・・。)
ではそんな親が子供の学力向上を阻害するのかについて触れていきます。そしてこれは単に学力に関してだけでなく、お子様の成長すべてに当てはまると思っています。
NGパターン①「ウチのバカ息子をお願いします。」という保護者
学習塾に来る生徒中には、確かに学校の成績が著しく低いことも少なくありません。しかしながら、私自身「ウチのバカ息子」とまで言われるような酷い生徒なんてこれまで会ったこともありません。こうおっしゃる保護者の方は少なくないです。こういう生徒の場合、仮に塾に入ってきたとしても、他の子のように順調に成績が伸びることも少ないです。まだ十代前半の幼い子供たちです。できないことだらけで当然です。謙遜の意味もあるのでしょうが、子供たちは額面通り受け取りますので注意が必要です。
NGパターン②アドバイスに聞く耳を持たない保護者
学習塾としては保護者に対しても様々な提案をすることはすくなくありません。多くは季節講習会などの勧誘など営業上のものも少なくありませんし、営利主義の学習塾も多数あるので致し方ない点もあるのですが、どこの学習塾であろうと、中にいるのは本気で子供たちの成功や幸福をねがって仕事に向き合っている一人ひとりの人間なのです。すべての発言が利益のためにということはありません。せっかくお金を払って通塾しているのであれば、信頼して耳を傾けるべきです。信頼できないような営利主義の学習塾ならばすぐに別のところへ変えるべきです。名張理数研では、こちらから発信するアドバイスについてできるだけ耳を傾けてほしいので、本当に必要な取り組みについては、月額授業料にてすべてまかなうようにしています。
NGパターン③テストの得点ばかりを見る
テストの得点をどう評価するか。これはなかなか難しいことです。点数だけみて叱ったりしないことです。まず前提として、いつもいつも良い点を取るなんて難しいことです。そもそも学年が上がるにつ入れ難易度は上がるので点数が下がっていくのもそれほどおかしなことではありません。前回平均点が80点のテストで70点を取った生徒が、今回の平均点が30点のテストで40点を取ったとします。見た目は30点も下がっています。ですが、間違いなくこれは成績が上がったと判断すべき事例です。点数ではなく答案とにらめっこしながら、一緒になって原因を探していくことです。結果を一番悔しく感じているのは本人なのですから、わざわざ小言など言わなくても良いのです。
さて、この3点くらい気を付ければ大丈夫です。とは言っても、ついつい口を出したくなるのも分かります。中学生の場合はそのために学習塾を利用するのも一つの手です。まもなく行われる中間テストの結果を見て、ついつい小言を言ってしまいそうなお母さん、そろそろ信頼できる学習塾探しを行ってみてはいかがでしょう?