こんにちは。名張市にある大学受験、高校受験対策の学習塾、名張理数研です。日曜日は衆議院議員総選挙でした。日曜日の夜は選挙一色で退屈な夜を過ごした人も多いかもしれません。さて、選挙期間中は政治的な話は控えていましたが、結果がきまったので思うところを書きたいと思います。
私自身は比例代表では立憲民主党に投票しました。
理由は次の通りです。
①自民党・・・そもそも嫌い
②希望の党・・・誰が首相になるか分からない議会制民主主義を無視した政党は論外。
③社民・共産・・思想が違う。
④維新 ・・・昔の民主党の公約と大差ない
森友や加計の問題や議員の不倫なんか本当にどうでもいい。一方で改憲は早急に具体的議論を進めていくべきだと思います。しかしながら、自民党は手順を誤ったと思います。憲法を土台にして法律が作られるべきで、法律を土台にして憲法を作り変えるのは手順としてはよくないことだと思います。確かに今の自民党の考え方であれば、どちらが先であろうが結果は変わらないと思います。ただ、100年後も200年後もこの手法が踏襲されていくかもしれません。何十年後かに偏った思想の権力者が現われるかもしれません。安倍政権の手法をまねて、自分の都合のいいように憲法を変えるかもしれません。憲法は本来それをさせないためのものです。立憲主義を軽視した政権がこんなに長く続いていいのかと思います。立憲主義は中学校の公民の教科書にも太字で出てきます。安倍政権はそんなことすら知らないのかもしれませんね。
そして、一番の注目点はやはり経済政策です。少なくとも自民党はびっくりするくらい経済音痴の政党です。バブル崩壊後20年以上経済政策の面では失政を重ねてきた政党です。自民党に経済政策を期待して投票した人はどういう考えなんだろうと不思議に思います。今はいいじゃないか?という指摘もあるでしょうが、海外が堅調なので、政策的にうまくいっているとは言い難いです。実際金融緩和しかしていないですしね。このあとが大事なのに、そこの無策っぷりは目に余るほどです。
では、他の政党が出来るのかというと、万年野党の政党に出来るとも思いません。しかしながら、5~6年おきに政権交代が起こるような状況が必要だと思います。でなければ、本物の野党は育たないと思います。今はハリボテの野党ばかりだと思いますが、これは政権を担った経験がないからとも言えます。したがって少々の失敗には目を瞑る覚悟も国民には必要だと思います。短期的には国民にとって大変な状況になるかもしれません。実際以前の民主政権の時はそうでした。もし、その覚悟を持てないのなら、自民党に投票し続けるのが得策なのかもしれません。
ただ自分は時には変わることも必要だと思いますので、自民党以外の政党へ投票が多くなります。ただ、その時、もちろん期待もありますが、その人達が権力を手にしたとしても、どうせ失敗するのだろうなとも思っています。ただその結果を踏まえて、2期目をどう行動するのかを示すことができるかどうかです。今回私は立憲民主党に投票をしましたが、仮に近い将来政権を担ったとき、民主政権時の失敗を生かして行動できているかどうか。ここは大いに注目していきたいと思います。また、同じようにグダグダやっていたら、その後投票することはないと思います。いい大人たちが集まっているのに、二度も三度も失敗していたらダメだと思うのです。