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こんにちは!名張にある大学受験・高校受験対策の学習塾、名張理数研です。昨晩から帰省ラッシュがはじまっているようです。遠方へ外出する塾生のみなさんも多いと思います。道中お気を付けください。今日は読書感想文の取り組み方について紹介します。

1.読書感想文という課題の目的

2.読書感想文の本の選び方

3.読書感想文に必要なもの

4.読書感想文の書き方で参考になるもの

 

1.読書感想文という課題の目的

学校の視点から言うと、ただ一点です。本を読む機会を増やすこと、これだけです。表現力などは二の次です。表現力を付けたければ、課題作文または自由作文にするはずです。

 

2.読書感想文の本の選び方

読む本が小説に限定されなければ、トップアスリートや芸能人の自叙伝、池上彰さんのような方が書いた社会系のエッセイなどが感想が出てきやすいです。小説は、「面白かった」とか「悲しかった」のような喜怒哀楽で感想を表すので、これで原稿用紙数枚分書くというのは大人でも至難の業です。一方、上述した本は、著者の経験談に基づく考え方や行動習慣がたくさん書かれてあるはずです。自分のこれからの生活の中で見習いたいところなどを理由とともに書いていくと立派な感想文になります。社会系のエッセイであれば、登場した社会的課題について、これから自分はどう行動していくべきかと感じたかなどを書けば、それは重厚な読書感想文になるはずです。

 

3.読書感想文に必要なもの

言うまでもなく、「その本を読んで感じたこと」です。小説であれば、「面白かった」「つまらなかった」などが主になります。読書感想文では「つまらなかった」という感想でもOKです。~表紙やタイトルを見て面白そうだったので、読んでみましたが、ストーリーの場面展開などがありきたりで驚きなどもなく、面白くなかったです。~これも立派な感想です。次に読書感想文で感じたこと以外で必要なことは、人に伝えるために必要なことになります。いきなり感想を書き始めても、読んでいる人は「なんの話?」となるので、そうならないための書き方が必要になります。以下箇条書きすると・・・

①その本を読もうと思ったきっかけと話のあらすじ

②本を読んで感じたこととその理由

③その本を読んだことをきっかけに、これからの自分の暮らしのなかで変えていこうと思うこととその理由

 

4.読書感想文で参考になるもの

読書感想文で参考になるものは、タレントの渡部健さんのグルメレポートです。彼がおすすめの店を紹介するとき、いつも次のような流れになっています。

①渋谷を歩いているときにフラっと立ち寄ったこのお店!(きっかけの紹介)

②黒を基調にしたシックな門に席数も少ない落ち着いた雰囲気の洋食屋さんです。(あらすじの紹介)

③店長イチ押しのハンバーグをいただきました。口に入れた瞬間、肉汁があふれ出し、口いっぱいに肉の甘味がひろがります!そして、このソースがまた肉のうまみを引き立てます!(感想とその理由を詳しく)

④次は彼女を連れていきたいです。(自分自身の変化)

 

こんな感じでまとめていくと、感想文としては十分です。読書感想文は課題作文と違って、明確に決まった書き方があるわけではありません。感じたことを伝える。その時に相手が「何?」と聞かなくてもよいように詳しく書いてあげることです。そして、一番大切なことは肩の力を抜いて書くこと。上手に書こうとしないことです。

 

渡部健さん、美味しいものをたくさん食べて、家に帰れば佐々木希さんがいる。。。。

凄くうらやましいです!!(コレも立派な感想です。多分・・・)