こんにちは。名張市にある大学受験、高校受験のための学習塾、名張理数研です。主体的な学びとか、積極的に授業に参加することが大事ということはよく耳にするとは思いますが、そもそも主体的であるとか、積極的であるとはどういうことでしょうか。今日はこのことについてお話したいと思います。
主体的とは
主体的とは「自らの意思で行動するさま」ということを現します。自分の意思で行動するということです。自分の身体能力向上のために、自らの意思で10km走るのと、部活動のコーチから、突然10km走ってこいと言われたのでは得られるものは雲泥の差があります。前者では、目的がはっきりしていますので、走るフォームだったり、ペース配分であったりに繊細に注意を払う意識が働きます。一方後者なら、どうしても走りきることだけに意識が向かってしまいます。みなさんも、学校のワークなどは指定された範囲を終わらせることが目的となっていないですか?ここに学力が伸び悩む最大の原因があるのです。すべきことは自分で決めることが大切なのです。最初のうちはすべきことのピントがズレていて、上手くいかないことが大半ですが、それで構わないのです。
主体的な行動に性格は無関係
子どもたちの中には引っ込み思案、大人しいという子も少なくないですが、こういう子たちが主体的な行動がとれないかといったらそんなことはありません。むしろ、そのような子たちの方が主体的行動というものをよく分かっている気がします。分からないことや疑問点を調べるといった行動も主体的行動の一つです。一方で、「これ分かりません」とどんどん質問に来てくれていたとしても、解説では一切メモをとらず答えだけメモを取るというのは主体的とは言えませんし、極めて問題のある学習だと思います。
主体的な行動が学力を作る
もちろん学力限りませんが、主体的行動が出来なければ、学力は伸び悩みます。しかし、これは授業中たくさん発表したり、授業後に質問したりすることに限りません。授業前に調べたら分かる事を予め調べておく、授業中に触れられなかった不明点を様々な方法を使って調べるというやり方でも良いわけです。自分の性格にあった主体的行動であれば十分です。
主体的な行動を育むために
お子さんの性格によっては難しさを感じているご家庭も多いかもしれません。そんな場合はぜひウチに来てください。半年から1年程度かけて作っていきます。ご家庭でできる唯一の方法は、むやみに指図や叱責をせず、じっくり待つこと、一方で相談されたときには丁寧に対応することです。とはいえそんなこと言われても難しいですよね。そこで塾の出番になるわけです。塾の仕事は勉強を教えるだけではありません。主体的な行動を育むためにさまざまな細工をしています。例えばウチの塾では生徒を意図的にほったらかしにすることがあります。これは主体的行動を促すために敢えてやっています。このようなノウハウを持っているのが、地域の個別指導塾の最大の特徴でもありますので、是非うまく利用してください。
行動、姿勢が変わらなければ、勉強時間を増やしても結果に繋がりにくいのです。塾としてすべきことというのは刹那的に点数を追い求めるのではなく、普段の行動、姿勢に気づきを与える続けることだと考えています。